花火の絶滅の危機

およそ100年ほど前、1905年1月23日。

現在では絶滅種となっているニホンオオカミの最後の1頭が奈良県で捕獲されました。

この時点ではすでに死体だったようで、ある種絶滅した日付ともいえるでしょう。

ニホンオオカミの概要をちょこっと。

古来より猟犬や家畜として日本人の歴史を支えた動物。

オオカミとは名づいていますが今で言う身近な犬のような存在だったみたいですね。

そんなニホンオオカミも様々な理由の重なりで種としての最期を迎えます。

狂犬病や西洋犬が入ってきたことによる家畜伝染病。

それによる人為的な駆除。

地方によって存在した狼信仰。

狼信仰というのは狼を神聖なものとして祀り上げるものですね。

ただし祀り上げ丁重に扱おうというものではなく、狼には力が宿っているため遺骸を触媒に魔除け、厄除けの儀式を行うというものです。

今のように科学が発展した時代ならばまだしも神秘が人々の中に生きていた時代ではその影響も馬鹿にできず。

そういった積み重なりによりニホンオオカミは絶滅。

種として絶滅というと重くのしかかる歴史ですよね。

もう存在しない以上新たに子が増えることも無く断絶

科学が更に発展すればよく映画の題材にされるように遺伝子復元、なんてことも可能かもしれませんが、現状では絶滅種は絶滅種。

続いていたはずのものが無くなるというのは個人の感情を超えた歴史的な損失ですよね。

さてさて。

絶滅、断絶、というと何も生物に限った話ではありません。

もちろん文化に関してもその手の話はありますよね。

そう、花火にも。

小さなところから話を続けていけば各商品。

人気があまり無かったり、注目されない花火はほんの数年で製造終了。

もしくは人気があったところで製造所のほうで機械トラブル後継者問題で作れないから製造終了。

なんてことも珍しくありません。

それこそ食品業界などであれば生活必需品である以上次の人気商品を、とか別の作り手に、とかで済むわけですが花火の場合は困ったことに。

昨今の花火をやる環境が減、少子化などにより花火を遊ぶ人口も減、機械化ができない分後継者不足のあおりも大きい。

そんな中で続々と製造終了なんてなってしまえば続々と絶滅の危機なわけです。

近年であればからくり花火など続々絶滅危惧種となっているものだらけになってしまいました。

他のジャンルの花火はまだしばらく大丈夫そうですが、娯楽品である以上面白くなければ淘汰されるのみ。

例えば手持ち花火のみとなってしまえばもう絶滅までそう遠くはない、となってしまいかねません。

ただし文化は生物の絶滅と違い取り返しがつきます。

以前にも書きましたがドラゴン花火がいい例。

製造終了となってもファンの熱意が途絶えず、クラウドファウンディングにより復活。

文化は復活できるのです。

花火はただの娯楽品と違って火の扱い、安全性、伝統文化、固有の財産、重要な日本の文化といえるものです。

文化をつなぐためにもどんどん花火で遊びましょう。

当然危険な遊び方やマナー違反は厳禁ですが、昨今厳しい目の世間に対しての話でもありますが、花火で遊びませんか?

あまりにも厳しく配慮配慮と取り締まり続ければ完成するのはディストピア。

ただただ禁止ではあまりに思考停止。

これほど歴史をつなげてきた知的生命体として、文化さえ生み出す智慧を使って文化を守っていきましょうよ。

失ってからでは遅い、と誰もが多かれ少なかれ理解してくれることを信じて。

普段みたいなおふざけジョークのオチ?

絶滅したわけじゃないよ。

明日くらいにお腹が空いたら帰ってくるんじゃないかな。

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