線香花火はなぜ和紙なのか?

線香花火を撚っていると思うわけですけど、ってすごい発明だなぁって。

そもそもの用途である文字を書いたりして物事を伝え残す道具としてもシュメール人の時代には粘土板だったわけです。

レンガのごとき厚さの大きく重い粘土板なわけですし大変なことですよね。

それこそ今の広辞苑みたいな辞書を粘土板で作ろうとしたら超大型倉庫でも必要になっちゃいます。

持ち運びも管理もめちゃくちゃです。

それが古代エジプトあたりで植物の繊維を乾かして潰して作るパピルスになり洋紙の歴史が始まったわけですね。

和紙、それも日本で伝統的な手漉き和紙の製造法が確立されるのはかなり遅れて9世紀頃だといわれています。

和紙と洋紙はさわり心地からしてまったく違いますけど、それは日本と西洋の書く道具の違いみたいですね。

西洋はペンやインク系の道具だったのでにじみづらく丈夫な紙に、と進化していきました。

かたや日本は筆がメインです。筆で一般的な紙に書けば分かるんですが、筆の場合ほど良くにじまなければ書けないですし、つるつるの紙だと書き心地も悪いです。

大陸が変わってちょっと道具が変わるだけで他の要因にも作用し、他の文化を創っていくのが人間の歴史の面白いところですよね。

さてさて。

まさに冒頭で言っていた線香花火のお話をするとしましょう。

線香花火の紙についてですね。

割とお店で聞かれることも多いですし、自分でも疑問に思って試したこともあるんですが、

線香花火の紙って何で和紙しかないの?

つるつるの洋紙で作られた線香花火って見たことないですよね。

疑問に思った当時、線香花火を手元にあったコピー用紙を細長く切って線香花火作ってみたんです。

まず第一にまっすぐ撚るのが難しい

指先だけで繊細に撚っていくのですけどざらざらの和紙と違って指に引っかからないからうまく撚れないんです。

そしてなんとか形にしたものに火をつけたら今度は蕾さえできない

外の紙が燃えて手持ち花火のように火がまっすぐ燃えて終わりです。

予想を立ててみるに少し前にお話した酸素と、上記した丈夫さが原因だと思われます。

繊維が密集している洋紙では和紙ほど酸素が供給されない。

和紙より紙が丈夫なため紙がスムーズにすばやく燃えない。

この2点から中の火薬の燃焼が悪く温度が上がらないためではないかと思います。

線香花火のあの独特な現象は燃焼の温度が関わっているのですが、そこまで書き始めると長すぎるのでまたの機会に。

つまり洋紙の線香花火がないのは単純にそもそも線香花火の形を成さないからなんですね。

元をただせば書く道具の違いが紙に違いを生み、それが日本、中国固有の花火文化たる線香花火を生んだわけです。

・・・うーむなんだか真面目な文章ばっかりでボケを挟む余地がなかったぞぅ。

じゃあ珍しく最後まで真面目に行くためにこれからの季節役に立つ知識を!

乾杯する機会が多い季節!

オシャレにイタリア語で乾杯!なんて言ったらかっこいいでしょう?

さあ覚えてみんなで言ってみましょう!せーの

チンチーン!!

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